こんにちは、日本酒案内人のサケエモンです。
今回は、青森県弘前市 六花(ろっか)酒造を代表する日本酒「じょっぱり 吟醸酒」をご紹介します。
「じょっぱり」ってご存じですか?青森の方にとってみたら常識かもしれませんが、私は初めて聞きました。津軽弁で「意地っ張り」「頑固者」を意味する言葉だそうです。
「 どこの酒にも似ていない、六花酒造ならではの酒を造りたいという、意地っ張りで頑固な想いから生まれたのが、辛口の酒、じょっぱりだったのです。 (引用:六花酒造ホームページ)」
ふむふむ、蔵の方の思いが名前に込められていてステキですね。
上の写真のボトルは300mlなのでラベルが違うのですが、4合瓶、一升瓶のラベルにはおじさんの絵が描かれていて、このおじさんがまさに「じょっぱり」な感じです。
これは同じ青森県黒石市の名物「温 湯(ぬるゆ)こけし」のおなかに時折描かれているダルマがモチーフだそうです。
では、お酒のご紹介をしてまいります。日本酒というと純米酒が人気のご時世、あえて吟醸造りだけで味を追求していく姿勢がすばらしい。
そして、純米にあえてしないことで生まれる旨さもあるそうですから、このあたりを期待して今回は飲んでみました。
そして、はい。よいおつまみもみつかりましたよ。
じょっぱり 吟醸酒。その味は?
どんな日本酒でしょうか?
吟醸酒ということでお米に醸造用アルコールを加えて作っていきます。一般に香り高い日本酒になることが多いようです。
主に使うお米は、青森県で日本酒に適したお米として育まれてきた「華吹雪」。寒さに強く安定して育つのが特徴。コクとすっきり感があるそうです。
このお米の外側をゴリゴリと磨いて4割以上も削り、旨味の詰まっている部分を露出させて原料にします。5割以上で大吟醸ですから。結構磨きますね。
旨味の強い日本酒になりそうです。
そして、これにお水を加えていくのですが、使うのは地元白神山地から流れてくるもので、お米と地のもの同士で合いそうですね。
日本酒度+5.0、酸度1.5で辛口仕様、刺激少なく飲めそうです。
でも、飲んでみないとわからないのが日本酒。
では、いただきます。
香り、ほんっとにソフト。
飲んだ感じ。うわぁ、超さっぱり系。
舌の横のほうで、味わうと少しえぐみを感じるので
喉ごしは、インパクト強めに日本酒感がくるかと思いきや。
すっ。
のどごし、超抵抗なし。
わずかにピリっときますが。一瞬のこと。
ただ鼻から抜くとちょー、来る。鼻が熱く感じるほどの日本酒感。
じょっぱり 吟醸酒にあうおつまみは?
刺身盛り合わせを頼みました。
鯵(あじ)、合う!
鯵の風味がすごく生きる。
旨味も増している。
赤身、合う!ぶり、合う!中とろ、合う!
これ、すごい。刺身なんでも合いますよ!
蟹味噌、鼻から抜く風味、、、、、うんまぁ。
生牡蠣も頂戴しました。
!!!
うんまぁー。最高!
タダでさえこの時期、牡蠣はおいしいのに、この日本酒との組み合わせ、、、
すばらしい。
じょっぱり 吟醸酒 の口コミと評判
ちまたの皆さんからはこんな声があがっています。(情報提供:六花酒造様)
弘前は桜の季節ですね。ラベルのデザインも懐かしく、花見に購入。
キリッと辛口で美味しいです。冷やして飲むとくいっくいっと行って呑みすぎてしまうのが難点。
まわりには好評でしたよ。【40代/男性】
レビューが遅くなってしまいましたが、旅先で頂いたじょっぱりの味が忘れられず (笑)お正月のお屠蘇用にと注文させて頂きました( ´艸`) 香りが良くて後味スッキリ☆大事に大事に頂いています(^_^*)
【30代/女性】
すっきりとしながら日本酒の旨味が広がり旨い酒です。
後味に嫌な雑味もなく、雑菌の除去に気を付けている証拠だと思います。
おすすめです。
【50代/男性】
もちろん私もお気に入り。 アテがなくても飲めますねぇ。
【年代不明/性別不明】
日本酒データ
産地 | 青森県 弘前市 |
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醸造元 | 六花酒造 |
原料米 | 麹米60%、掛米60%(華吹雪) |
精米歩合 | 四割以上 |
アルコール度数 | 15度以上~16度未満 |
酸度 | 1.5 |
使用酵母 | 協会1401号酵母 |
原料水 | 白神山系 地下伏流水 |
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じょっぱり 吟醸酒!(上記レビューの日本酒です。)
まとめ
このブログをはじめてから、辛口の酒に合うつまみというと、「刺身」といわれることが多かったのですが、実際のところ一口にそうとも言い切れないのが現状です。
ですが、この「じょっぱり 吟醸酒」に関しては、まさに、刺身の合う端麗辛口日本酒でした。
いや。本当に楽しめました。
というわけで、刺身好きのあなた、辛口好きのあなたに是非おススメの銘柄です。