こんにちは、日本酒案内人のサケエモンです。
今回は、福井県鯖江市 加藤吉平(きちべえ)商店の日本酒「梵 ゴールド 無濾過純米大吟醸」をご紹介します。
「梵(ぼん)」。貫禄のある名前ですよね。
インドの古代語 サンスクリット語で、「穢れなき清浄」「真理をつく」という意味だそうです。。。ピュアなお酒、本物志向ということでしょうか。
アルファベットでも表記されていて「born」。「生む」という意味になりますよね。
すべての始まり、スタートといった意味から、毎回気持ちも新たにつくっているという酒蔵さんの意思でしょうか。
そんな日本酒「梵 ゴールド 無濾過純米大吟醸」のご紹介をしてまいります。
もちろん、おつまみも用意していますよ。
梵 ゴールド 無濾過純米大吟醸。その味は?
梵 ゴールド 無濾過純米大吟醸 ラベルからどんな日本酒か想像してみる。
第一印象、金。
ラベルもキャップも金。なりより日本酒自体が金。透明ボトルなので中がそのまま見えますが、輝く黄金色。
ラベルに戻ると、金の地に金のロゴ、ゴージャスなデザインです。金粉が入っている日本酒が時折、祝いの席で出されますが、これはそのままでも贈答用に喜ばれるのではないでしょうか。
私なら喜ぶ。
さて、「日本の酒文化 登録商標」とあります。
「それまで最高級のお酒だけに「梵」の名前を冠していましたが、昭和38年にお酒の名前をすべて「梵」に統一、昭和41年に国内で正式商標登録されました。
現在では、日本を含めて世界100以上の国や地域で正式商標登録されています。」(加藤吉平商店公式ページより引用)
世界中で飲まれているということですね。最近は商標などの権利関係も大変と聞きます。このあたりもしっかり対応されているのですね。
はい、次は「無濾過(ろか) 純米大吟醸」。
ろ過していない、つまり活性炭やフィルターで濾す工程をやっていない、ということですね。
「酒本来の成分・おりを含んでいます。」(ラベルから引用)
濾していないのですから、そうなるでしょうねぇ。
「沈殿いたしておりますが、品質には何ら問題がありません。」
もちろんです。異物じゃないですよ。むしろ美味しさの素。
ろ過しないとスッキリ感は高まりにくいのですが、その分しっかり味わえるものになっているはず。
純米大吟醸。酒と米麹と水だけ。創業からずうっと、手作りかつ無添加でやってきたとのこと。当然のこと、市場にはあまり出回りませんね。大事に頂かないとですね。
米は「国産米」とありますが、ネットで調べてみたところどうやら「山田錦100%」のようです。お酒用の米としてはトップの品種ですね。山田錦は香り高いお酒になる傾向があるようです。
そして大吟醸。精米歩合は50%とのことですから、50%は削って、お米の中心のおいしいところで作っているのですね。これも香りを高める要素です。山田錦の持ち味の香りをさらに際立たせたものにしていそうですね。さらに味わいでは雑味のある米の外側がなくなっているのですから飲みやすくなっていそうです。
つまり、香りをしっかり楽しませてくれると同時に、味わいがあり、でも飲みやすい。こんな日本酒のイメージでしょうか。
さあでも、飲んでみないとわからないのが日本酒。予想は当たるか。
では、いただきます。
香り、すごーく香ります!。まさに大吟醸。熟したフルーツのような感じ。気持ちよい心地になりますね。。強すぎず、柔らかい甘さを感じさせる香りです。
口に含んだときも香る!柔らかい!ピリピリした感じは少なく、むしろ少しとろみを感じます。鼻から抜ける香りも、これまたがっつり!
そして、ごっくんと飲み込んだ後、
「プファー!!!」。なんだこれ、ここでもまた香りがすごい。
でもね、しつこく無いのですよ。むしろ上品な甘い香り。
甘くても、アルコール感もわずかにあり、ジュースのように甘ったるい感じではないです。やはり酒。
いやあ、でもこれドンドン飲めちゃうな。よっぱいそう。
この甘さの秘密の一つが、氷温熟成。
この加藤吉平商店では、出荷前に氷点下で最低1年間、お酒の種類によっては10年も寝かせるのだそうです。
へぇー、こうすると甘くなるってよく気が付きましたね。すごい。
また、このお酒、数々の日本酒の品評会、コンテストで受賞しているそうです。
アメリカやカナダ政府主催のイベントなどでも選ばれるほどの高評価。
さらにワイングラスに似合うお酒としても注目を集めていて、女性に人気らしいです。
梵 ゴールド 無濾過純米大吟醸 にあうおつまみは?
今回のおつまみはしめ鯖。
福井県鯖江というと、私の中では、「めがね」なんですけど、でもやっぱり鯖。福井では焼き鯖が食べられているようですが、今回はしめ鯖をいただきます。
おお!サバの酸味と合いますね。
梵がおつまみをサポートするように働きます。
あれだけ香りで主張していたのに上手にサバの味を引き立てています。
魚のクセが強いところを抑えて酸味と甘みが混じります。
できれは、飲み切った後に食べるというより、飲みながら、食べる。食べながら飲む、というほうがおススメ。口の中でうまく味を掛け合わせてみてください。
脇に添えたのはシイタケの煮もの。
ん、、、、。
醤油よりも酢のほうが私好み。やっぱ鯖だな。今日は。
梵 ゴールド 無濾過純米大吟醸 日本酒データ
産地 | 福井県 鯖江市 |
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醸造元 | 加藤吉平商店 |
原料米 | 山田錦 100% |
精米歩合 | 50% |
アルコール度数 | 15度 |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.25 |
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まとめ!
香る日本酒が好き!というかたには本当におススメです!
最初だけ香るとか、最後に香りが楽しめるとかではなく、口にしている間、ずっと香りが楽しめます。
そして、おつまみと一緒に飲んで、食事も楽しめる食中酒としても、力を発揮します。
今回のおススメは酢を使ったお料理です。
世の中での評価が高く、自分で飲んでもよし、女の子同士で飲んでもよし、間違えのない一本です。
ただ、ちょっと度数のわりに酔いやすい感じもするのでそのあたりはご注意くださいませ。
Great content! Keep up the good work!